2016年6月19日日曜日

タイ・アユタヤの仏教寺院ワット・パナンチューンの黄金の大仏



タイのアユタヤの仏教寺院ワット・パナンチューン(Wat Phanan Choeng Worawihan)である。

アユタヤが首都となる26年前の1324年にすでに建てられていたのであるが、何度も繰り返されたビルマ軍の破壊から奇跡的に残った寺院であるつーことで、大変に縁起がよろしい寺として、現在もタイの多くの人々の厚い信仰を集めているので、大人気で大混雑である。

寺院全体が中国風であるので、タイの他の寺院とは感じが違うのであるが、いずれにしても仏教寺院であるので、そこはそれ、なむなむして、そのパワーをご利益としたいと思うのは庶民派霊能者としてのあたしの心意気である。

ううむ、タイに居るとおつむになんの虫が湧くのか、文章がでたらめになるのである。

とにもかくにも歴史的な古い建物であるので、この日も保存のためにあちこち工事中の場所もあるのである。


本堂伽藍内部には本尊である高さ19mの黄金の大仏様の坐像を安置しているのである。

鎌倉の大仏様や奈良の大仏様よりさらにでかいので、そら、ほんまにでかいのである。

まあ、でかけりゃいいというものでもないとは思うが、神も仏もない不心得者のあたしも、その威容に圧倒されて、思わず涙も溢れてくるのである。

嘘泣きだろうと言われればぐうの音も出ないのは言うまでもないことである。


つーことで、本堂の周囲の回廊であるが、700年近い歴史の重みで右側の土台の中央が微妙に湾曲しているのがお分かりになるだろうか。



タイの他の寺院と比べて、寺院全体が装飾も含めて中国色が強いのであるが、境内には中国の道教の寺院もあるのである。

中国の姫がアユタヤの国王との政略結婚のためにアユタヤに送られ、到着時に国王が迎えに来なかったのを儚(はかな)んで窒息死したという伝説があるぐらいアユタヤ王朝は大変に中国と関係が深く、ワット・パナンチューンの境内の外には広大な中国人の共同墓地もあるのである。



ワット・パナンチューンの境内の前にチャオプラヤー川が流れていて、参拝者の多くがオオナマズに餌をあげてるのである。

川魚に餌をあげるのは徳を積むということであるが、オオナマズ君はその餌で十分に育ったところで食われてしまうのは想像に難くないところである。


この建物が餌やり場の入り口であるが、なにしろ徳を積む場所であるので、入り口もなんとなくありがたい雰囲気が漂っているわけである。

ありがたいありがたい、なむなむ。

なんでも拝んどけ拝んどけである。


これがオオナマズのRed Tail Catfishであるが、展示箱のロゴがCasfishになっているのはご愛嬌である。

この剥製の大きさが1m以上あるので、餌に群がっているのはまだ子供で、育つとピラルク同様にとんでもない大きさになるわけである。

ありがたいありがたい、なむなむ。

魚を拝んでどーすんだよ。


これがオオナマズの餌の自動販売機である。

タイの街角にドリンクの自販機はないが、餌やり場には魚の餌の自販機があるのである。

寺院までの街道にもたくさんの露店で300バーツで巨大なビニール袋に入った赤青黄色の華やかな色合いの餌を売ってるので、たいへん人気のある功徳の方法であるわけである。


この人達は付近の露天で買ってきた魚を川に逃がして徳を積んでるのである。

その逃されたお魚さんも十分に育っところで食われてしまうのは言うまでもないことである。

ありがたいありがたい、なむなむ。

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