2016年5月15日日曜日

富士山小御嶽神社



富士山のスバルライン終点の五合目駐車場に鎮座する富士山小御嶽神社である。


祭神は木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)の姉である磐長姫命(イワナガヒメ)の他に、桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)苔虫命(こけむしのかみ)を祀っているのである。

ご利益は家運隆昌、交通安全、延命長寿、縁結びと、まあ、諸事万端に渡ってたいていのことは請け負っていただけるので、お参りしておけば損はないのである。

神様を損得勘定で評するのはいかがなものかと思うが、それでも、何ごとも拝んどけ拝んどけである。

神仏等に帰依することは、心の安定をもたらし、血液の循環も改善し、体内はよろしい方向に向かう一助となるのである。

さらに笑えば、その効果は倍増するのであるが、大笑いしながら拝んでると危ない人と思われないでもないので、微笑む程度がよろしいかもしれないのである。


五合目駐車場の売店の間に赤い鳥居があり、その奥に拝殿があるのである。

まあ、なんというのか、日本人よりも圧倒的にちゅーごくの皆さんを中心とした世界各国の外人観光客の皆さんが多いのである。

この日は平日であるが観光バスが引きも切らず、時間とともにどんどん増えて、昼ごろには土産物屋の店内はごった返す騒ぎで、いやはや、なにしろ世界遺産であるから、観光資源としてのその威力は大変なものである。


創建は937(承平7)年であるから、1,000年以上前から鎮座しているわけである。

小御嶽神社のある小御岳は、富士山より前に存在し、天地の境と呼ばれ、森林限界線に位置しているつーことである。

なにしろ天地の境であるからそりゃものすごいわけであるが、何がものすごいのかは、特にこれと言って思いつかないのでご想像におまかせするのである。

おまかせかよ。


また、富士山の五合目周辺は「天狗の庭」とも呼ばれ、天狗様が支配していたということで、拝殿の左右には道開きの神として大天狗、小天狗を祀っているのである。

上の写真は右の社の大天狗社である。


大天狗社の中におられるのは小御嶽太郎坊正真という天狗様である。



小御嶽神社の境内にある日本武尊(やまとたけるのみこと)社である。

日本武尊のほかに大国主命(おおくにぬしのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀っているのである。


日本武尊社の前に置かれている天狗の斧とされる大斧は重さ百貫(375kg)である。

一応トライしてみたのであるが、力自慢のあたしでもまったく動かない重さであるので、泥棒も持って行くとは思えないので夜もほったらかしである。


小御嶽神社境内から観る霊峰富士山である。

このような美しい景色を観ることができるだけでも脳波はいやが上にもよろしい状態となり、よろしい脳内ホルモンはこれでもかと大放出で、いわゆるパワースポットとしての効果は絶大である。

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