2016年2月26日金曜日

武州柿生琴平神社本殿



武州柿生琴平神社は神奈川県川崎市麻生区栗木に鎮座する神社である。

祭神は伊勢の天照大御神(あまてらすおおみかみ)と四国讃岐の金刀比羅宮の大物主神(おおものぬしのかみ)である。

大物主は元来が蛇神であるが、水神または雷神としての性格を合わせ持ち、稲作豊穣、疫病除け、酒造りなどの神として信仰を集めているてなことである。

また、大物主は大国主の分霊ともされるため、大黒天として祀られることも多く、また国の守護神である一方で、強力な祟り神ともされているので、あだやおろそかな気持ちで参拝するとろくなことにはならないのである。

あたしみたいな神も仏もない不届き者の霊能者には、何が起きるかわからんというスリリングな展開を予想させる香ばしい神であるわけである。

武州柿生琴平神社の創祀は元亀元年(1570年)にさかのぼると伝えられているのであるが、平成十九年に放火により拝殿が焼失、現在の本殿は平成二十三年に再建されたものである。


本殿は大鳥居のある儀式殿から100mほど離れた小高い山の頂上にあり、頂上まで急峻な60段の石段を登らなければならないのである。

この「石段登り」が神社参拝の楽しみであり、血行促進による健康効果のご利益のひとつでもあるわけである。

まあ、60段であると、あたしみたいな健脚自慢の石段マニアにはいまひとつ物足りないわけであるが、贅沢なことを言わずに、人生の一瞬のお楽しみをじっくりと味わうわけである。

まあ、これが、じっくりとは言っても、カメラのモニターを見ながらの登坂であるので、うっかりしてるとけっつまずいて転落して、祟り神でもある大物主のタタリをそのまま受けてしまうのである。

しかし、ゆっくり登ったのでは尺の関係があるので、それなりにどんどん行かなければないので、TV番組のカメラマンは命がけであることがよーくわかるのである。

神社参りで石段から転げ落ちて大怪我ではシャレにもならんので、そこはそれ天照大神と思し召しと、大物主神のタタリをかいくぐって、無事、登頂に成功して、本殿に参拝したわけである。

山頂境内に登ると周囲の景色が一望で実に爽快であるので、脚力に自身のない向きは、石段の脇になだらかな参道もあるので、ゆっくりと登ってお楽しみいただくと、その景色を眺めるだけでも、あなたの脳内ではよろしいホルモンが放出され、波動はよろしい振動を刻むことうけ合いである。

とにかく人生は健康があってなんぼのもんである。

はらいたまえ きよめたまえ まもりたまえ さきわえたまえ。

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