2012年7月20日金曜日

金櫻神社


金櫻神社(かなざくらじんじゃ)は、山梨県甲府市御岳町に鎮座する神社である。

まあ、名前の通り、桜の名所としても有名であるのである。

金のなる木の金桜、「うこんの桜」でも有名であるのである。

幕末までは蔵王権現と呼ばれ、慶応4年(1868年)の由来書で「金櫻神社」と称しているのであるのである。

雄略天皇時代に金峰山に本宮として創建されたとされる山岳信仰の神社で、金峰山信仰(御嶽信仰)の中心神社であるのである。

御神体は、高さ20メートルの花崗岩質からなる五丈岩であるのである。

御祭神は少名彦命(スクナビコナ)、大己貴命(大国主)、須佐之男命(スサノオ)、日本武尊(ヤマトタケル)、櫛稲田媛命(クシナダヒメ)で、ご利益は厄除け、金運であるのである。

御神宝は当地の名物でもある水晶であるのである。

それで、まあ、行ってみると、大鳥居から入った急な参道石段の前の駐車場には誰も居なくて、手水舎の龍神様からはご神水も出てなくてカラカラで、閑散とした雰囲気で、あーらびっくりねであるのである。

ところが本殿拝殿の近くの駐車場には、それなりに参拝客の皆さんが車を停めておられて、鳥居をくぐって境内に入ってみると本殿前の広い境内にはちらほら散策の方もおられるのである。

つまり長くで急な参道石段を登る人はいなくて、参拝客の皆さんは長くて急な参道石段を端折って、本殿近くの駐車場に車を停めてお気楽に参拝するために、動線が変わってしまって、参道入口の大鳥居周辺はほったらかしになってしまったてなことらしいのである。

これでは山岳信仰もへったくれもなくて、ありがたーい神社参道石段の健康ご利益は形骸になってしまったわけである。

車社会が信仰の形も変えてしまうということであるのであるが、まあ、それはそれで、楽しければなんでもよろしいわけである。

大鳥居から参道石段周辺のどうかと思う荒れ果てた状況はともかくとして、本殿境内は大変良く手入れが行き届いて、金櫻神社ここにありという神の降り立つ庭としての貫禄十分であるのである。

神がここに着陸しなければどこに着陸したらいいつーぐらいの迫力で、ああ、これなら日本の八百万(やほよろず)の神々が集うのはさもありなんありがたいありがたいと二礼二拍一礼を持って式神を呼び、あたしの念はいやおうもなく神に投射され高まるわけである。

これ、神を開けばその神気はあたしの体内素粒子の霊気を震わせ、その心地よさで眠気さえ催すほどである。

なかなかいいね。

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