2020年12月7日月曜日

聖光寺(長野県茅野市)


ううむ、動画の後半はドライビングシューズの硬い靴底の音がパタパタうるせーな。

そんなことはともかく、聖光寺(しょうこうじ)は、長野県茅野市にある寺院であるが、建立は1970年で、蓼科山の名前を冠して蓼科山聖光寺とする場合もあるのである。 

奈良・薬師寺の別院で、宗派としては法相宗(ほっそうしゅう)に属するのである。


法相宗とはインド瑜伽行唯識学派(いんどゆがぎょうゆいしきがくは)を継承する中国の唐時代に創始された大乗仏教のひとつで、645年に猿と河童の豚の妖怪を従えた玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が中インドから帰国し唯識派が伝えられ、その弟子の慈恩大師 基(き)が開いた宗教である。

誰が猿と河童と豚だ。

日本における法相宗は玄奘に指示した道昭が法興寺で広め、薬師寺・興福寺などがあるのである。


てな法相宗に関するゴタクを並べ立てたが、山門の横にある縁起を読むと、トヨタ自動車とその関連会社がでっちあげた交通安全の寺である。

<訂正>
でっちあげた→むりからにお作りになられた


まあ、なにしろ自動車会社は交通事故と切っても切れない事業であるし、自社の車が事故多発ではシャレにならないのである。

そこで頼るのはやはり神様仏様であるが、なにしろトヨタ自動車は名にし負う世界有数の巨大企業であるから、交通安全祈願のための莫大なお布施を他の寺に払うよりも、自分で寺を作ってしまえば、あれこれ自家循環でけっこうけだらけであるのは想像に難くないわけである。

こらっ、お布施を「払う」とはなにごとだっ、お布施は「納める」ものだぞ。

へいへい、わっかりました。


とにもかくにも「交通安全の祈願」「交通事故遭難者の慰霊」「負傷者の早期快復」を三大寺命としており、毎年7月の夏季大祭には必ずトヨタグループの首脳陣が集まり交通安全を祈願するつーことであるので、やっぱりねーということである。


最先端科学テクノロジーをあれこれする大企業といえども、この世は運気で成り立っていることには抗いようもなく、いついかなるときに不運災難倒産破産の憂き目に合わないとも限らないわけである。


その不安を払拭するために、信仰心があろうがなかろうが神仏の御利益でなんとかしたいと思うのは人情である。


そうは言っても社長が交通安全のお守りを買ってくれば済む話ではないので、とにもかくにも「寺院」と言う名の交通安全のお守りのどでかいやつを作ってしまおうという発想であるかもしれないが、どーだかわからんのは言うまでもないことである。

こらっ、お守りを「買う」とはなにごとだ!お守りは「頂く」と言えっ。

ああそーかよ、そらよかったな。


いずれにしても、さすがはトヨタグループの寺院であるので、その豪華で広いこと、でも、まだ世間に認知されてないのかコロナのせいなのか、人っ子一人いないのである。


てなことをぶつくさ言ってる間に本堂の前にご到着の運びとなったので、いつものごとく大枚100円を賽銭箱に投げ込んで、今後の交通安全を祈願してじっくりとなむなむしたのは言うまでもないことである。

こらっ、賽銭を投げ込むとはなにごとだっ、賽銭はそっと置くように入れるもんだぞ。

あーうるせー。


本堂から振り返ると山門まではこの距離である。

はるか遠くで山門が見えないぐらい広いのである。

しかし、参拝者は待てど暮らせどあたし一人しかいないのである。

でも大丈夫、スポンサーは天下のトヨタグループである、金持ってんどー。


山門の横や境内にあれこれの仏教の神様が鎮座ましましておられるので、一応どれもこれもなむなむしておいたのである。

どんなご利益の神様仏様であれ、なにごとも拝んどけ拝んどけが象気功のありがたーいご宗旨である。

宗旨かよ。


つーことで、心ゆくまで神様仏様を拝んだので、今後の交通安全はがっちりよと言うことで、一路帰途についたのである。



しかし、トヨタってすごいよね、お寺も自前だ。

そこかよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿